おかしなはなし2
理系だけど文系に行き
スポーツが好きだけど読書をし
大勢が好きだけど一人で時間を過ごす
自分の本能と、置かれてる現実が相反している
いつまでもフワフワと、縛られながら、失いながら
きっとこの世界に僕は向いていないのだろう
僕がこれからも楽しめるものは
増販された本の文章とか、CDに焼かれた音楽とか、
そういった一度死んだ娯楽たちだけなんじゃないだろうか
将来のはなし2
何気なく利用してたケータイ会社
僕の学んでいることはもうすぐそこに辿り着くのかもしれない。
何も考えられず、ずっと生きている。
最近のおはなし2
終電を逃したといえば聞こえが悪いから
1時間半ウォーキングをしたと言おう。
休憩無しで9時間働き続けた後のウォーキング。
明日は11時間。その前に用事を済ませるなら稼働時間は13時間。
翌日は正午から運動したあと働いて、こちらも13時間。
僕の電気代はどこから出ているのだろうか
将来のおはなし1
年収600万。
誰よりも地味に、誰よりも真面目に、仕事をこなしながらそこそこの信頼を得られれば仕事の方はそれでいい。
生活は、職場の近くに部屋を借りて、4人乗りくらいの車を買って、
冷蔵庫にはオリジナルのおつまみが入ったタッパーと、日本酒と、焼酎。作り置きしたデザートも入れておきたいな
結婚を諦めた、35歳くらいになった時に、
ちょっと高価な椅子に座って洗練された音楽を肴にグラス一杯のお酒を飲む。
そんな将来を妄想しながら、就活が始まる半年後まで勉強を頑張る
最近のはなし1
「僕と付き合って別れた相手は、次に出会う彼と必ずうまくいく」
そんなジンクスが、最近破られたと聞いた。
大学1年の夏に知り合い、後期が始まって間もなくして付き合い始めた他学部の同級生だった。
歳と身長の割りに幼すぎる顔と極端な二面性を持った何とも不思議な彼女だった。
大学生として初めて迎える春休み、それも自分の誕生日に別れてから僕の方から無理やり突き放し、新学期が始まってすぐに僕の知人と付き合い見せびらかしてきた記憶があったが、どうやらまったく知らない間に破局し、さらには次の相手まで見つけてきたらしい。
学部が違えば校内で会うこともない。連絡手段もない。SNSに彼女の友人数名とつながっている程度でまったくの他人に近い関係だが、やや憤りに近い感情が芽生えるのは何故だろうか